ELIS REGINA  「IN LONDON」       1969
 
 葡萄牙語では「ヘジーナ」、英語読みでは「レジーナ」ですね。
 
 69年の1月、ヨーロッパ・ツァーでロンドンに立ち寄った際、
レコード会社からレコーディングのオファーがあり、
一旦ブラジルに帰ってベース・テープを作成し、英国に送り、
そして5月に再度渡英し、丸一日(2日間説もあり)で
こんな素晴らしいアルバムを作っちゃいました。
 
 
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 ヨーロッパ的なストリングスに違和感も感じさせず、
気持ち良さそうに唄ってます。
それも1日で録っちゃうんだから...
て言うことはほぼ1発録り!?
 
 スピード感あふれる「Se Voce Pensa」、ここでのヴォーカルと
ピアノやリズム隊の疾走感はどこから生まれたものなんでしょう、脱帽です。
 
 ハツラツ感のある一連の曲ももちろん良いのですが
シットリ感の「A Volta」や「Watch What Happens」での弦や管とのマッチングは
一発録りにしちゃぁ、かなり出来過ぎ、まさに「素晴らしい!」の一語に尽きます。