「暮れなずむ」とは「暮れ泥む」と書き、
「日が暮れそうでなかなか暮れないでいる」という意味だそうです。
「物事が順調に進んでいるようで、なかなか思うように進まない」
という風に拡大解釈する向きもあるようですが。
 
 昔々、海援隊の武田鉄也さんが「贈る言葉」で
「暮れなずむ街の 光と影のなか...」と唄ったのを
初めて聴いた時、「暮れなずむ、って何だろう?」と思ったのを覚えています。
 
 
 
 
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 武田鉄也さんが79年に自作の「贈る言葉」を発表したわけですが、
南佳孝さんも82年にリリースされたアルバム「SEVENTH AVENUE SOUTH」
の中の「HOME TOWN」という曲で
 
  「暮れなずむ夕陽はるかに
   にじんだ心染めて
   甦る君のやさしい言葉が
   忘れはしないさ あの瞳」
と唄ってます。
 
 南さんのこのアルバムはNYレコーディングで、
ディヴィッド・サンボーンやディヴィッド・スピノザ、トニー・レヴィン、
ルー・ソロフ、ジョン・ファディス、ラルフ・マクドナルド、
ニック・デ・カロなど、錚々たるメンバーが参加した素晴らしい作品です。