GILES>GILES>FRIPP 
「THE BRONDESBURY TAPES [1968]」
 
 
 
イメージ 1
 
 
 
 
 
 これはクリムゾン結成前夜という触れ込みの音源ですが、
内容的にはジャイルス・ジャイルス&フリップの延長ととらえざるを得ないかな。
 このアルバムを知ったのはMaxieさんの記事
あわててCDを買いに行きました。(笑)
 
 お目当ては後に「宮殿」で披露される「風に語りて」の2ヴァージョン。
一つはイアン・マクドナルドが唄い、もう一つはジュディ・ダイブルが唄うもの。
そう言えば、ジュディ・ダイブルはこのセッションに参加する前は
イアン・マクドナルドと共にフェアポートの1stに参加してましたっけ。
 
 アルバムの所々にクリムゾンとは違ったファクターが窺えます。
それはジャジーな要素であったり、あるいはトラッドなフレイヴァーだったり。
 
 「風に語りて」のイアン・ヴァージョンは自身のフルートも
もちろんフィーチャーされてますが、やはり「宮殿ヴァージョン」の間奏の
フルートとフリップの柔らかいトーンのギターは聴けません。
対するジュディ・ヴァージョンはマイケル・ジャイルスとのハモリも良く、
バックの演奏もしっくりしてるような気がします。
でもグレッグ・レイクの「宮殿ヴァージョン」に馴染んでしまった後では
イアンもジュディも違和感を感じてしまうのはしょうがないですね。
 
 コーラス・グループのような「Why Don't You Just Drop In」なんかも
結構好きですよ。ここでのフリップのギターも好きです。
 
 それにしても、ジャケは表も裏も笑えます。(笑)