STING  「...NADA COMO EL SOL」       1988
 
 南米諸国での政治や人権などの問題に対して抗議を含めた歌詞で
新たにスペイン語とポルトガル語で唄われたセルフ・カヴァー集です。
 
 
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 聴きモノは「孤独なダンス」でしょう。
チリのピノチェト軍事独裁政権下で、夫や息子を亡くした女性たちが
抗議の意味も含め踊ったのが副題の「Cueca Solas」。
その抗議運動により、多くの女性たちが囚われ処刑されたとか。
そんなピノチェトに対し、スティングは最後のほうで
「Hey Mr.Pinochet」と呼びかけ非難しています。
 
 また、スペイン語で唄ったジミヘンの「Little Wing」、
ここでのハイラム・ブロックのギターもジミをなぞっているようで
スペイシーでなかなかいい感じです。