MILES DAVIS / E.S.P.       1965
 
 ウェイン・ショーターが加わったのは、64年の「IN BERLIN」からで、
この「E.S.P.」は初のスタジオ・レコーディングとなります。
 
 
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 タイトル曲はショーターに華をもたせたのか、先にソロをとらせています。
もちろんショーターも続くマイルスもハイ・テンション!
ハービー、ロン、トニーのリズム隊も絶妙のサポート、
特にトニーの溌剌としたシンバル・ワークは好きですね。
 
 ロンとマイルスの共作「Eighty-One」はマイルス初の8ビートもの。
美しすぎるハービーの「Little One」、ハービーのピアノと
トニーのブラシに支えられたショーターのソロも音を選び抜いたソロです。
 
 曲の冒頭にドラム・ソロを持ってきた「Agitation」など、
どの曲も展開の美しさやあるいは奇抜さなどに度肝を抜かれたものです。
60年代のマイルスでは、かなり好きなアルバムです。