MILES DAVIS  「MILES IN TOKYO」       1964
 
 マイルスの初来日の記録です。
 
 
 
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 ジョージ・コールマンが脱退した後、サックスに抜擢されたのはサム・リヴァース。
結果的にはサム・リヴァースはこのツアーのみのワン・ポイント・リリーフで、
次からはウェイン・ショーターが目出度くその座に就くことになります。
 
 いまひとつよくわからないコンビネーションです。
このサム・リヴァースというヒト、どこか自由奔放にプレイしているようにも
聴こえます。それを黙認しているマイルス、
でもリヴァースのソロではバックのリズム隊も
活き活きしているようにも感じますが。(笑)
 
 それにしても、このサム・リヴァース、ワンポイント・リリーフにしては
もったいないような活躍をしてますよ。マイルスは淡々と吹いてるのに対し、
サムの変化のあるブロウが光ります。
サムの頑張りに対して、マイルスは「やっつけ仕事」のようにも
受け取れますが。(笑)それだけ余裕でプレイしてるってことでしょうか。
「Walkin'」でのサムのアグレッシヴなソロの後のハーヴィー・ハンコックのソロが
どこかもたついてるところが面白いですよね。
サムの奔放な展開に動揺してるかのように。