ERIC CLAPTON 
「ME AND MR JOHNSON」       2004
 
 『エリック・クラプトンの「レプタイル」('01)以来、
3年振りのニュー・アルバムは、
クラプトンが敬愛する伝説のブルース・マン、ロバート・ジョンソンの
カヴァー・アルバム!』
 
 
イメージ 1
 
 
 ジョン・メイオールのブルーズブレイカーズでは「Rumblin' On My Mind」を、
クリームでは「Cross Road」、ソロでも「I'm A Steady Rollin' Man」などを
カヴァーしてきたECが、あえてそれらを除いて本作を作ったということは、
単なるロバジョンのカヴァー・アルバムではない、と言えるでしょう。
言わば、ECのライフワークみたいなもので、
27歳という若さで波乱の人生に幕を下ろしたロバジョンの曲を
これほどリラックスした雰囲気でカヴァーするのも珍しいかも。
 
 これは本家本元のロバジョンと比べてはいけません。
ECはバンド・スタイルでまさに自分の曲のように振舞ってるから
彼のオリジナル・アルバムとして聴いてもまったく不思議ではありません。
「Hell Hound On My Trail」でのベース・ライン面白過ぎだし、
気負わずに聴けるアルバムです。
 
 ロバジョンのカヴァー・アルバムでは60年代の英国で
ホワイト・ブルーズ・ギタリストとしてECと人気を二分したピーター・グリーン
アルバムもありますぜ!