BEBEL GILBERTO  「TANTO TEMPO」      2000
 
 『夢見るような音楽が、ここにあります。
ボサノヴァの生みの親、ジョアン・ジルベルトを父に、
歌手のミウシャを母に持つ、
ブラジル新世代のシンガー、ベベウ・ジルベルトが歌う、
永遠のボサノヴァ・アルバム。』
 
 
 
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 日本語で表記するなら「ベベル・ジルベルト」となるのでしょうが、
ポルトガル語で言うと「ベベウ・ジウベルト」、
せっかくならジルベルトも「ジウベルト」と表記して欲しかった...
と、こだわるワタシでした。(笑)
 
 幼少の頃から父や母のステージに立ってた、サラブレット的な血筋を持つ
ベベウのワールド・デビューです。
 
 どうしてもジョアンとミウシャの娘、というレッテルを貼られてしまう運命ですが、
父母の偉大なるDNAを踏まえ、打ち込みやエレクトロニカっぽい展開も見せ、
なかなかクールなボサノヴァ、といった印象です。
 
 クールの極みはタイトル・チューン「Tanto Tempo」、
そしてボッサの名曲「So Nice」「Bananeira」あたりを聴くと、
世の中に氾濫してるボサノヴァ・テイストの作品に対するニュー・ボッサ派の
ベベウからのアンサー・アルバムとも言えるかもしれません。