DEEP FOREST  「COMPARSA」         1998
 
 毎回、「次はどこへ旅をさせてくれるんだろう?」と期待を抱かせてくれる
ディープ・フォレスト、今回は中南米ということでよろしいんでしょうか?
ちょっとアフリカンなテイストも感じるところがありますが。
 
 
 
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 アルバムは100歳のシンガー、マダム・サナを迎えた明るく楽しい曲で
幕を開けます。いかにも "カリビアンの太陽"的な楽しさ。
 
 アフリカン・スタイルのヴォイスをフィーチャーした「Madazulu」、
ウェザー・リポートに捧げた「1716」、そのWRのジョー・ザヴィヌルが
アコーディオン・サウンドをシンセで奏でた「Deep Weather」、
カリビアンとアフリカンが混在する「Comparsa」と、
中盤の流れが何とも言えない不思議な印象を聴き手に与えてくれます。
 
 と、ここまではアフリカの民族が中南米に流れ着いた、という設定も
こじつけとしては、できなくもないのですが、
最後に「Media Luna」で、アラビアンなテイストが出てくるのが違和感あり?
ライナーによると、アラブとアンダルシア(スペイン)の融合とありますが。