KENNY WAYNE SHEPHERD  
「LEDBETTER HEIGHTS」     1995
 
 本作制作時はまだ弱冠18歳!
 
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 早熟ギタリスト! 最近では15歳でデビューしたジョニー・ラング、
昔ではロリー・ギャラガーやミック・テイラー、テリー・リードあたりを
思い浮かべます。どれも粗削りな部分が魅力でした。
この90年代中盤にブルーズ・ギタリストとしてデビューすること自体
凄いことだと思います。
時代はMTVなどを経てヴィジュアルな媒体が不可欠とされる中で、
ギター1本で勝負するとは、なんて無謀!?と思いますが、
素性的にはスティーヴィー・レイ・ヴォーンあたりに憧れた世代なのでしょう。
所謂フォロワーですね。
 
 1曲目の「Born With A Broken Heart」から
すでにレイ・ヴォーンのマイナー・ブルーズをなぞってるようです。
ただヴォーカリストは別にいて、ケニー本人は唄ってないんですよ。
 
 スロー・ブルーズの「Shame, Shame, Shame」あたりは
ギターもたっぷりと堪能できるし、なかなか骨太な魅力を感じます。
 
 英文ライナーには、なぜかジェィムズ・ブラウンが寄稿しており、
BBキングやハウリン・ウルフ、Tボーン・ウォーカーを引き合いに出しながら
ケニーを絶賛してるところがちょっと不思議で面白いです。(笑)