LEVEL 42  「GUARANTEED」        1990
 
 MTV全盛期の頃(80年代中頃だったかな?)、
「Hot Water」の映像を見て彼らのファンになりました。
と言ってもアルバムは「TRUE COLOURS」しか買わなかったのですが。(笑)
 
 さて、この「GUARANTEED」というアルバムで久々に彼らに接したわけですが、
タイトル曲を聴く限り、マーク・キングのあの独特のベース・ラインは健在で
嬉しくなっちゃいました。ちょっとポップ色が強くなってるのかな?
 
 
 
イメージ 1
 
 
 
 本作にはゲスト・ギタリストとして二人の名前がクレジットされています。
一人はドミニク・ミラー(スティングとの共演が有名なセッション・ギタリスト)、
もうひとりは、あの超絶ギタリスト、アラン・ホールズワースです。
アラン・ファンとしては当然聴き逃せないわけですが、
あれれ!?そんなに存在感ないぞ!?
 
 まずは「Seven Years」、バラード調のテンポで、エンディングに
ちょっとだけソロが登場しますが、流れるような美しいフレーズです。
 
 「A Kinder Eye」、パーカッションとキーボードに上手く絡みながら
全体の曲調を壊さない程度に、あくまでも控えめなギター・プレイです。
エンディングではお待たせ! あの速弾きが登場。
 
 「She Can't Help Herself」、3拍子のバラード調の曲で、
メロディアスな間奏をプレイ。エンディングのソリッドなソロもいい。
 
 「If You Were Mine」、レヴェル42らしいファンキーなナンバーで、
このようなタイプの曲でのアランのギターってのは、一番想像しがたいのですが、
エンディングのソロは、やっぱりちょっと違和感あり?
 
 「With A Little Love」、アラン独特のトリッキーなフレーズで、
バンドに同化してる、というか、ま、無難にこなしてますね。
 
 どれもバリバリ弾かせてもらってる、という感じでは決してなく、
アランの存在意義というか、参加意義の不明瞭な作品ではないでしょうか?
ただ、レヴェル42のアルバムとしては、ちょっとポップなベクトルを
示唆しながらも、彼ら特有のファンキーな要素をしっかり打ち出しており、
なかなか聴き応えのあるアルバムです。