V.A. 「BIBBIDI BOBBIDI BOSSA」     2004
 
イメージ 1
 
 『永遠のディズニー・ソングにボッサの魔法をかけました!
佐藤正美(g) 原田芳宏(steel pan) Pecker(perc)をはじめ、
南 佳孝(vo・g) 渡辺香津美(g) 中川昌三(fl) 本多俊之(sax) 本田雅人(sax)など、
国内外のトップ・ミュージシャン26名が大集結!
ディズニーの名曲をボッサ・アレンジでカヴァーした、
夢のスペシャル・コラボレーション・アルバム!! 』
 
 本作のタイトル「ビビディ・バビディ・ボッサ」は
もちろんディズニーの「ビビディ・バビディ・ブー」をもじったものです。
ディズニーのメロディをボサノヴァでアレンジしようと、
佐藤正美(ギター)、原田芳弘(スティール・パン)、Pecker(パーカッション)
の3人が中心となり、南佳孝(ヴォーカル、ギター)、渡辺香津美(ギター)、
本多俊之(サックス)、前田優子(ヴォーカル)、中川昌三(フルート)、
瀬木貴将(サンポーニャ、ケーニャ)らを迎えて制作されたアルバムです。
 
 さて、南佳孝さんが参加しているのは
 「アイル・トライ(ピーター・パン2)」
 「ジッパ・ディー・ドゥー・ダー(南部の唄)」
 「リフレクション(ムーラン)」
の3曲で、もともとボッサに造詣の深い南さん、近年は自身のアルバムでも
ボッサを数多く取り上げていらっしゃいます。
 
 「アイル・トライ」ではディズニーのイメージを払拭するかのごとく、
2本のサックス(本多俊之&本田雅人)を得てジャジーに展開されています。
インストなのでなおさらジャジー感が強調されていますね。
 
 「ジッパ・ディー・ドゥー・ダー」は南さんの弾き語りにPeckerのパーカッションが
加わったもので、ワタシは原曲を知らないので、この口笛を交えた曲は
まさにボッサ・テイスト100%!
 
 そして「リフレクション」、イントロのサンポーニャがいい味を出しており、
Nude Voiceのヴォーカルがちょっとモノ足りないものの、
南さんの爪弾くギターとサンポーニャの調べが風を感じさせます。
 
 全体的なアルバム・コンセプトはボッサなのですが、
ブラジリアン・テイストにサンポーニャやスティール・パンなどが加わり、
なかなか不思議なファンタジー・ワールドを構築しています。