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CANNONBALL ADDERLEY 「SOMETHIN' ELSE」 1958

『モダン・ジャズ・レコードの代表的傑作として称賛されている永遠の不滅の名盤!
オリジナル・ジャケット、オリジナル・レーベルの完全復刻!
名ミキサー、ルディ・ヴァン・ゲルダーのオリジナル・サウンドを再現!』

 アルバム上の名義はキャノンボールだけど、実質上のリーダーは、もちマイルス!
てなことは、今更ワタシが申し上げるまでもないこと...。
ご存じA-1「枯葉」だけで、「不朽の名盤」という名を得てしまった作品です。

 ワタシ的には、どうもあのモッサリしたイントロが好きになれず、
「このイントロが無ければなぁ...」と思ったこともしばしば。
その後のマイルスの吹くテーマが素晴らしい!
でもよーく考えると、ほとんど原曲の通りに吹いてるんだよね。
この寂寥感がやっぱマイルスなのかなぁ。
キャノンボールの後に続くマイルスのソロは決定打だな。

 あとの曲はそれほど真剣に聴きません。(笑)
A-2「Love For Sale」のハンク・ジョーンズのイントロは好きだけど、
曲中にちょっとラテンぽい低音のフレーズが入るのは、どうも好きになれない...。

 さてキャノンボールはかなり頑張って吹いており、その部分だけを聴くと
かなり素晴らしい!のですが、結局マイルスが「いいとこ取り」をしちゃってます。

 タイトルとメンバーの名前、といったロゴだけのジャケットは
かなり新鮮だたんじゃないでしょうか?
名前を連ねているハンク・ジョーンズがこの5月に亡くなってしまったので、
あの世で「再会セッション」でもしてるのかな。