クインテットといいながら、「Something I Dreamed Last Night」と
「When I Fall In Love」の2曲ではワン・ホーンがベストと思ったのでしょう、
コルトレーンを休ませてしまいます。コルトレーンを切り捨ててしまうほどの
アレンジ能力はさすがです。
「Surry With The Fringe On Top」は「飾りのついた四輪馬車」という
ミュージカル・ナンバー、もちろんこの演奏を聴くまで知りませんでした。
このようなポピュラーな曲(当時では)でも、マイルスのミュート・プレイを得ると
立派なジャズ・チューンに変身します。
同じく「Diane」は映画の主題歌。ここでもマイルスのミュートは素晴らしいのですが、
続くコルトレーンのソロは上手いのか下手なのかわかりませんが、
二人のコンビネーションは上手くとれてるような気もします。
またモンクの「Well You Needn't」ではコルトレーンもダイナミックなソロを
吹いてるし、何と言ってもその後のガーランドの低音域だけを使ったソロは絶品ですよ。