『アタシ達が癒してアゲル
チャント/ヒーリング・ミュージック界のスパイス・ガールズ!?
イギリスから突如現れた12人の「安らぎの堕天使」が、
疲れきった98年の日本を癒しに舞い降りた!』
13~14世紀の歌を唄うこのミディーヴァル・ベイブス、
英国の12人のうら若き女性達によるヴォーカル・ユニットで、
このアルバムは英国のクラシック・チャートの2位に君臨したとか。
中世の宗教音楽として聴いていいのか、あるいはその発声や唄い方は合ってるのか...
といったことは別にして、どこかグレゴリア聖歌のブームを思い出させます。
大半の曲が無伴奏で唄われ、トラッドの厳かな雰囲気を味わうことができます。
「This Ay Nicht」はペンタングルが「Lyke Wake Dirge」というタイトルで
レコーディングしてたり、調べれば、トラッド・バンドらがアレンジして唄ってるのも
いくつかあるかも知れません。
彼女らがコスチュームとする白いドレスを着ていることから、
クラシック愛好家からは「宗教音楽を売るためにセクシャリティを利用している...」
と非難されたりしたそうですが、ワタシは映像とかは観たことがないので、
このCDを聴く限りは、美しい声で唄われる和声の余韻みたいなのを
楽しむことができますよ。