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KATIE MELUA 「CALL OFF THE SEARCH」     2003

 このヒト、まったくノー・マークでした。
グルジア(旧ソ連)生まれの19歳の頃の作品ですね。
幼少期からは英国で育ってるようです。
グルジア出身と言えば、大相撲に黒海、栃の心、臥牙丸と、3人も関取がいます。
このケイティは女王陛下の後押しもあって(?)英国ではかなり売れたようです。

 ジャケその他の写真にはアコギ(それもガット?)を抱えた写真ばかりが
使用されてるので、アコギ弾き語り系のSSW? と勘違いしそう...。

 仕立てはジャジーなんだけど、声質や唄い方はポップで...というミスマッチ風な
魅力を感じます。タイトル・チューンあたりを聴くと、"流行りのポップ・シンガーが
ジャズも唄ってみました" 的な感じも受けますが、
ジョン・メイオールのブルーズブレイカーズ時代の作品「Crawling Up A Hill」
を聴くと、どこかロッキー・リー・ジョーンズあたりを思い出しちゃうし...。

 で、結論はあくまでも "ジャズも唄ってみました" 的な域を脱し切れませんが、
いろんなタイプの曲をいろんな唄い方でこなしているところなど、
将来楽しみなシンガーです。
(と言いつつ、以降の作品は聴いておりませんが・笑)

 このデビュー作に関しては、先のメイオールの曲とか
「My Aphrodisiac Is You」「Learnin' The Blues」「Mockingbird Song」あたりの
ブルージーなチューンが声質とのギャップを楽しめそうです。