ライ・クーダーは18歳くらいですかね。
当時、レコードとしては発表されず、1992年に初めて陽の目をみたアルバムです。
いわゆる「お蔵入り音源」ですね。
内容としては、かなりバラけたモノで、いろんなテイストのごった煮、て感じです。
また「Dust My Broom」「Last Fair Deal Gone Down」
「Baby, What You Want Me To Do?」の3曲にはタジが1992年に
ヴォーカルを被せています。
オールマンズで聴きなれた「Statesboro Blues」も、ウィリー・マクテルの原曲に
忠実にカヴァーすると、こんな感じになるんですかね?ちょっと拍子抜け?
「By And By(Poor Me)」なんかは、スライドやマンドリンなどをフィーチャーして
ライのアルバムに入ってても違和感ない感じ。
不思議なのは、ほとんどの曲がブルーズのカヴァーなのに、タジやライを差し押さえ、
ただひとり、メンバーのJESSE LEE KINCAIDの作品が6曲もフィーチャーされてるってこと。
それもロックンロールぽかったり、かなりポップなテイストで、
他の曲と同列に並べるにはかなり違和感を感じます。
「Sunny's Dream」なんて、ちょっとブリティッシュ・フォークぽいし。
ま、タジ&ライの "アーリー・イヤーズ" 的な記録としては興味の有る作品です。