ジョーン・オズボーンのデビュー・アルバムです。
オープニングの「St.Teresa」で、もうノックアウトですね。
マンドリンが刻むリズムに乗せて、ちょっと切なげに唄うジョーンです。
輸入盤なので歌詞がないのでわかりませんが、宗教的な背景を持つ曲なのでしょうか。
そして大ヒットとなった「One Of Us」、覚えやすく、かつ印象的なリフにリードされ
これまた切なく唄い出す...。
そして、あのサニー・ボーイをカヴァーしたブルーズ「Help Me」、
どこかお経のような唄い出し、特に盛り上がりもなく終わっちゃいますが、
この曲、バックの演奏(ベース・ドラムス・ハーモニカ・スライドギター)が
なかなか熱く、ジョーンの醒めたヴォーカルとの対比が面白いですよ。
アルバムは300万枚以上売れ続け、グラミーにも複数部門にノミネートされましたが、
結果的には受賞は逃したようです。
シェリル・クロゥ、アラニス・モリセットらと共に90年代を代表する
女性ロック・シンガーでしょう。