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GLENN FREY 「STRANGE WEATHER」     1991-1992

 本作は基本的にはグレン・フライとジェイ・オリヴァーの2人でレコーディングされたもので、
ホーンはあとからかぶせたようです。ホーム・レコーディングなのでミュージシャンを
集められなかったのでしょう。

 ソウル・ミュージックに傾倒していたグレンのソロワークは、ドン・ヘンリーに比べると
"One Of The Eagles度" は明らかに低く、打ち込み系のリズム・セクションと併せて、
どうも味気ないものとなってます。

 グレン・フライを聴くにあたって、「One Of The Eagles」としての幻影を追い求めるか、
それとも新たなソングライターとして受け入れることができるか...。
ワタシは正直、前者なので、彼のソロワークは??って感じ。

 本アルバムを聴いても、一連のレコーディングとはまったく別個(1991年)に
録音された「Part Of Me, Part Of You」に歓喜した次第です。
イーグルス以降、イーグルスの幻影を遮断してしまったグレンの、
ソウルっ気なしの唯一イーグルスを引きずったサウンドではないでしょうか?
カントリー・テイストとは言えないまでも、アコースティックなフォーク・ロックで、
ちょっと懐かしい感じがします。