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「中嶋悟のF1日記」     1989

 最近ではいろんな政治的背景なども見え隠れして、
F1人気はダウン・トレンドになりつつありますが、
一時のF1ブームの火付け役はHONDAであり、そして中嶋悟さんでしょう。
なんせ「初の日本人フルタイムF1ドライヴァー」ですから。
彼の挑戦がなければ、鈴木亜久里や片山右京、佐藤琢磨、
最近ではご子息の中嶋一樹、そして今シーズン終盤大活躍の小林可夢偉らの
活動の場は無かったと言っても過言ではないでしょう。
他にも高木虎之介や中野信治、井上隆智穂なんてのもいたなぁ...。

 戦績
 1981年 全日本F2選手権チャンピオン
 1982年 全日本F2選手権チャンピオン
 1983年 全日本F2選手権4位
 1984年 全日本F2選手権チャンピオン
 1985年 全日本F2選手権チャンピオン
 1986年 全日本F2選手権チャンピオン
 1987年 F1GP(ロータス)世界ランキング11位(入賞4回)
 1988年 F1GP(ロータス)世界ランキング16位(入賞1回)
 1989年 F1GP(ティレル)世界ランキング17位(入賞1回)
 1990年 F1GP(ティレル)世界ランキング12位(入賞3回)
 1991年 F1GP(ティレル)世界ランキング15位(入賞1回)

 最高位は87年英シルヴァーストーンでの4位、89年豪アデレードの4位でした。
 ロータスではあのアイルトン・セナやネルスン・ピケといったワールド・チャンピオンと一緒、
ティレルではジャン・アレジやステファーノ・モデナと一緒に走ってました。

 誰もがアクセルを踏みたくないウェット・レースが得意で「雨の中嶋」の異名を持ち、
またジリッジリッと粘っこく走り、気が付けば入賞圏内にいたことなど「納豆走法」なんて
古館氏に解説されたりしてました。

 左の黄色いのがロータス、右がティレルです。