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CLIFFORD BROWN ALLSTARS 「CARAVAN」     1954

 ブラウン&ローチを中心とし、ハーブ・ゲラー(as)、ジョー・マイニ(as)、
ウォルター・ベントン(ts)、ケニー・ドリュー(p)、カーティス・カウンス(b)らによる
スタジオ・ジャム・セッションで、ブラウニーのリーダー・セッションではないものの、
やっぱりトランペットのフレーズに耳は釘付け...。

 「Caravan」を初めて聴いたのはヴェンチャーズの日本での "実況録音盤"(笑)でした。
ドラムスのメル・テイラーがシンバルのスタンドやマイク・スタンドなんかも叩いてしまう、
といった白熱のエレキ・インストに当時の少年は感嘆のため息をついていたものです。

 本セッションでは3本のサックス~トランペットと続くアドリブ・パート、
みんな力が入ってるんですよね。テンションが途切れることなく流れるプレイ、
やっぱりローチが鼓舞してるんだよね。

 このハイ・テンションな「Caravan」のあとの「Autumn In New York」、
いきなりベースとのデュオで始まるテーマ、いつのまにかドラムスとピアノも入って来てる、
そしてそのまんまブラウニーのアドリブへ...、このさりげなさ、たまりませんなぁ。
ドリューのソロも最高! 

 ドリューもブラウニーも、なんか静かな闘志を感じさせるようでいて、かなり熱い!