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TOTO 「ABSOLUTELY LIVE」     1992

『'78年のレコード・デビュー以来、アメリカン・ロック・シーンで
八面六臂の活躍を続けるスーパー・バンドTOTO!!
待望のライヴ作が遂に初登場。
収められた13曲は、デビュー時からのヒット曲を集めたベスト・オブ・ベスト!
長きに渡って愛され続けている訳がこの傑作に詰まっている。』

 ジェフ・ポーカロが亡くなり、サイモン・フィリップスを加えてのツアーのライヴです。
ワタシの好きな「Rosanna」、やっぱりボビー・キンボールがいないとちょっと淋しい?
コーラス隊がうまく補ってくれているので、ま、いいか...。

 しかしスタジオ盤ではすごく完成度の高い、密度の濃い演奏を聴かせてくれましたが、
多重録音に頼れないライヴ盤でもなかなかのものですよ。
さすが素晴らしいミュージシャンが集まってるだけありますね。
サイモン・フィリップスのドラムスはどうしてもジェフと比較されちゃいますが、
ま、しょうがないですよね、急遽、代役に抜擢されたのですから。

 キンボールのパートをバック・ヴォーカリストが唄ってる場面が多々ありますが、
「Hold The Line」の中盤での女性ヴォーカリストがオーディエンスを煽るところなどは
かなり盛り上がります。

 最後の最後でちょっと笑っちゃったんですが、「With A Little Help From My Friend」、
ジョー・コッカーのヴァージョンをカヴァーしちゃってます。
それもバック・ヴォーカリストをうまく配してゴスペル風に決まってますが、
冒頭に「マイ・ブラザー・ジェフリー・ポーカロに捧げる...」とアナウンスしてるあたり、
「友達が助けてくれたから上手くやれたよ。」と唄ってるのか、あるいは
「やっぱり君の助けが必要だよ。」とジェフに訴えてるのか、意味深なところであります。
多分前者だと思いますが...。(笑)