『00年「ビーティング・ザ・ビート」でホット・リックス名義としては
実に27年振りに復活した "オリジナル・ヒップスター" ダン・ヒックス
約4年振りの最新作!』
プロデュースはティム・ハウザー(マンハッタン・トランスファー)、ちょっと意外!?
たしかにマントラもノスタルジックなサウンドをウリにしてた時期もあったけど、
ダンが直接プロデュースを依頼したというから...。
前作「BEATIN' THE BEAT」にはトム・ウェイツをはじめ、リッキー・リー・ジョーンズ、
エルヴィス・コステロ、ベット・ミドラー、ブライアン・セッツァーら
豪華ゲストが参加してましたが、本作にもウィリー・ネルスン、ヴァン・ダイク・パークス、
ジミー・バフェット、マイク・フィニガン、ジャック・シェルドン、ジム・ケルトナーら、
前作に負けずと劣らぬ強烈な個性のゲスト陣が名を連ねています。
この辺の古めかしい音楽を提供してくれるアーティストとして、レオン・レッドボーンや
ダン・ヒックスあたりがとても好きなのですが、あくまでも30年代のバンド編成やサウンドに
こだわるレオン・レッドボーンに対し、コーラスやゲスト・ミュージシャン(それもいろんな
フィールドから参加)を上手に配し、楽しく聴かせてくれるのがこのダン・ヒックスです。
決して相性がいいとは思えないウィリー・ネルスンとの「One More Cowboy」、
なんかヒトを食ったようなデュエットです。
どれもこれも、すっとぼけた感じでいいんですよねぇ。
お兄さんがパンツを選んでるジャケもいいし...。
一番オーソドックスなスウィングに聴こえる「Texas Kinda Attitude」が
好きですね。コーラスもいいし。楽しませてくれますよ、このオヤジは...。