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GREAT SPECKLED BIRD 「GREAT SPECKLED BIRD」     1969

『カナダを代表する人気フォーク・デュオ、イアン&シルヴィアが
エイモス・ギャレットらと結成した "最初のカントリー・ロック・バンド" が残した
歴史的なアルバムに同時期のライヴ音源を追加。
イアン&シルヴィア・タイソン、のちのハングリー・チャックのメンバーらで構成された
グレイト・スペックルド・バードがトッド・ラングレンのプロデュースで発表した名盤。』

 60年代、イアン&シルヴィアとして活躍したおしどり夫婦がエイモス・ギャレットらを
加え、結成したバンドです。
イアン&シルヴィアはアルバート・グロスマン(ディランのマネージャー)にハントされ、
そのグロスマンが関わってたベアズヴィル・レコードのエンジニアだったトッドが
プロデュースを担当することになった...といったいきさつです。

 ただ、このバンド自体、話題になることも無く、またレコードもまったく売れず、
「幻の名盤」的な扱いを受けてたのです。(日本人の好きな名盤パターンですね。)
この後、エイモス・ギャレットとNDスマート供▲献燹Ε灰襯哀蹇璽屬蕕結成した
"ハングリー・チャック" も「幻のバンド」としてもてはやされました。
ハングリー・チャックのほうは、素晴らしい内容のアメリカン・ミュージックで、
まさに「幻のバンド」「幻の名盤」と騒がれるに値するバンドでした。
そこからさかのぼったグレイト・スペックルド・バードは
あくまでもイアン&シルヴィアとそのバック・バンドといった印象で、
エイモスの得意技もまだそんなに披露されておらず、
このような泥臭いサウンドを総称して"カントリー・ロック" と呼ぶ風潮があったのか、
バディ・ケイジのスティール・ギターがカントリー・フレイヴァーを感じさせる程度で
ちょっと拍子抜けしたのを憶えています。
と言いつつ、レイ・プライスのヒット・チューン「Crazy Arms」のカヴァーなどは
もちろんカントリー臭を多く含むもので、スティールに絡むエイモスのギターはやはり逸品!


 ワタシのように、イアン&シルヴィアにはほとんど興味が無く(というか好きではなく)
エイモスの名前だけで聴いたりすると、それほど満足感は得られませんよ。(笑)