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STONE AGE 「STONE AGE」     1994

『深遠な美しさに満ちたモダンなサウンドによる鮮烈なケリティック・トリップ。』

 仏ブルターニュ地方出身のバンドで、伝統的なケルト音楽を追究しているわけではなく、
ケルティックな要素を取り入れたロック・バンド、といったところでしょうか。
CDの帯にも「ヒーリング・ミュージック」と書いてありますが、おそらくは
CDショップの店頭なんかでも「ヒーリング」の括りで展開されてるのでしょう。

 「Stone Age」といえば「石器時代」...そこまで遡るか!?

 鳥の鳴き声を模した「Zo Laret」などを聴くと、遠い昔に聴いたプログレ風のサウンドに
ケルト風のメロディを乗せ、ハウスっぽいリズムで処理しました、的な印象。

 これはこれで面白いか...。でもバンドの意図は何なんだろう?
ヒーリーング・ミュージックのようでダンス・チューンのようでもあり、
自然回帰のようで近未来のようでもあり...。

 ただ、ケルトの伝統的な音楽のディティールは上手く表現されています。
でもこのサウンドは伝統的な楽器の音なのか、ラップトップやキーボードで作られた音なのか
ワタシにはわかりません。フォルクローレを電子楽器で作った "クスコ" というバンドを
思い出しちゃいました。(笑)