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CAETANO VELOSO 「A FOREIGN SOUND (異国の香り~アメリカン・ソングス)」     2004

『粋な男、再び。
アメリカ・ポピュラー音楽への憧憬を投影した、オール英語曲のカヴァー・アルバム。

 世界中の人々が、彼らの人生や音楽をより豊かでより美しいものにしてくれた、
アメリカのポピュラー音楽への感謝の方法を見つけたいと思っている。
多くの人々がそのための努力をしているが、私もその一人である。・・・カエターノ・ヴェローゾ』

 入梅してからのヘヴィー・ローテーションはカエターノの「異国の香り」です。
ジャンルを問わない "アメリカン・ポップ・ミュージック" を英語でカヴァー。

 まづは収録曲を見てくださいよ、素晴らしいじゃありませんか!

 Carioca
 So In Love 
 瞳は君ゆえに 
 It's Alright, Ma (ボブ・ディラン)
 Body And Soul 
 Nature Boy
 The Man I Love
 There Will Never Be Another You 
 煙が目にしみる
 Diana (ポール・アンカ)
 Sophiscated Lady 
 Come As You Are (カート・コバーン)
 愛のフィーリング (モーリス・アルバート)
 Summertime
 Detached (アート・リンゼイ)
 さらばジャマイカ (ハリー・ベラフォンテ)
 Love For Sale
 Cry Me A River (ジュリー・ロンドン)
 If It's Magic (スティーヴィー・ワンダー)
 Something Good
 Stardust
 Blue Skies
 Love Me Tender (エルヴィス・プレスリー)

 どうです?スタンダードを中心に、いくつかのポップ・ソングを加え、堂々23曲!
アカペラ~弾き語り~ジャジーなトリオ~ジャッキー・モレレンバウム率いる
フル・オーケストレイションまで、変化のある表現方法で展開されます。

 弾き語りの「サマー・タイム」や、アカペラの「ラヴ・フォー・セール」、
フルオケの「ザ・マン・アイ・ラヴ」、ボッサ・スタイルの「クライ・ミー・ア・リヴァー」、
そしてバンドリンが粋な「スターダスト」なんかを聴いちゃうと、もう、とろけそうですよ。
もちろん、ちょっとレゲェぽいリズムで唄う「イッツ・オールライト・マ」や
ちょっと意外だったニルヴァーナの「カム・アズ・ユー・アー」なども
カエターノの声とことば(ちょっと訛りのある英語)を得て、素晴らしい仕上がりになってます。
まさにカエターノだけの「異国の香り」です。