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V.A. 「THE PUNK UK HITS」     1975-1979

『パンク30周年記念企画 すべてはここから始まった。』

 英国でセックス・ピストルズが「アナーキー・イン・ザ・UK」を、
米国でラモーンズがデビュー・アルバムをリリースした1976年を「パンク元年」
とすると、このコンピがリリースされた2006年は「パンク30周年」にあたる...
というこじつけです。

 70年代といえば、ワタシも多感な年頃でいろんな音楽を聴いてました。
ブリティッシュ(ハード・ロック、ブルーズ・ロック、プログレッシヴ・ロック、トラッド)
アメリカン(ウェスト・コースト、サザン・ロック、フォーク・ロック、ブルーズ)
あたりを手当たり次第に聴きまくり、70年代末にはクロス・オーヴァー~ジャズに
シフトしちゃいました。
気がつけば、パンクやソウル、ディスコなどは聴き逃してたような...。

 このコンピには、70年代後半のパンク・ムーヴメントが凝縮されてるようです。

 収録曲は

 SID VICIOUS / MY WAY
 THE DAMNED / NEAT NEAT NEAT
 THE CLASH / WHITE RIOT
 THE STRANGLERS / NO MORE HEROES
 THE JAM / IN THE CITY
 SHAM 69 / IF THE KIDS ARE UNITED
 ELVIS COSTELLO & THE ATTRACTIONS / CHELSEA
 GENERATION X / READY, STEADY, GO
 DR. FEELGOOD / GOING BACK HOME
 PUBLIC IMAGE LIMITED / PUBLIC IMAGE
 GANG OF FOUR / DAMAGED GOODS
 TOM ROBINSON BAND / 2-4-6-8 MOTORWAY
 BUZZCOCKS / EVER FALLEN IN LOVE?
 WIRE / OUTDOOR MINER
 999 / EMERGENCY
 MAGAZINE / SHOT BY BOTH SIDES
 THE MEMBERS / THE SOUND OF THE SUBURBS
 THE RUTS / BABYLON'S BURNING
 THE SKIDS / THE SAINTS ARE COMING

 さて、曲名を羅列したものの、クラッシュやジャム、コステロ...名前だけは知ってるものの
知らない曲ばかり。(いかにパンクを避けて通って来たか...笑)
パンク特有の疾走感が前面に出たサウンドは、どうも馴染めないのですが、
パンクらしからぬキーボードをフィーチャーしたストラングラーズや
ハーモニカもヴォーカルもカッコいいドクター・フィールグッド、
ロックン・ロールぽいトム・ロビンスン・バンド、
ポップな曲作りとコーラスを活かしたワイヤー、
そしてギターのフレーズが印象的で、一度聴いたら覚えちゃうマガジンの曲などは
パンク特有の「やんちゃなイメージ」を意識せずに聴ける名曲だと思いますよ。

 さて、次回の「70’s」は、ボブ・ディラン&ザ・バンドの「偉大なる復活」を予定しています。