イメージ 1

ENYA 「AMARANTINE SPECIAL CHRISTMAS EDITION」     2005

『その歌声は、光になった。
エンヤ21世紀最初のオリジナル・アルバムとなった「アマランタイン」に、
エンヤ史上初の書き下ろしオリジナル・クリスマス・ソングを含む、
新曲4曲をボーナス・ディスクに収録した2枚組プレミアム・アルバム!』

 「放置されてたサンプル盤」の一枚でした。
2005年にリリースされたアルバム「AMARANTINE」に4曲のクリスマス・ソングを
もう一枚のディスクに収録して、「プレミアム・ウィンター・エディション」として
翌2006年に追加販売されたものです。

 しかしこのエンヤってヒト、Disc-1の12曲のうち、半分以上の7曲が
CMやドラマ、映画などのイメージ・ソングになってるんですから、すごい売れっ子ですね。
それもリリースから1年しか経ってないのに。

 さて、毎度のことなのですが、ヴォーカルのオーヴァー・ダビングによって
独特の透き通った浮遊感を感じさせる楽曲、今回の特徴は、架空の言語"ロクシャン"
で唄われたものと、もうひとつは松尾芭蕉の俳句をモチーフにし、日本語で唄われた
「菫草(すみれぐさ)」でしょう。

 その架空言語ロクシャンは、メロディにあわせて唄うと、英語でもゲール語やラテン語
でもない滅茶苦茶な言葉(失礼!)が口から出てしまったということらしく、
それでいて英語による訳詞もあり、ブックレットを見ると、文字も意味も持っているようです。
昔、河井英里さんが「ワーズワースの冒険」で唄ってた「シャ・リオン」を思い出します。
あれもたしか架空言語でしたよね。

 一方の「菫草」、「ものの哀れ 紫色の花...」と日本語で唄われていますが、
歌詞を見ないとまったくわかりません。(笑)ただ単語の羅列がこの美しいメロディに
乗っかると、なぜか大きな意味を持ってるように聴こえるから不思議...。

 Disc-2はエンヤ初のX’マス・ソングだそうですが、もともとエンヤの楽曲は
どこかクリスマスを連想させる響きと美しさを持ち合わせているので、まったく違和感が
ありませんね。

 アルバム・タイトルの「アマランタイン」は「永遠の花」という意味の「アマランス」
から来ており、美しいものを見たときの気持ちが永遠に続いて欲しい、という願いが
込められています。