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HIROMI'S SONICBLOOM 「TIME CONTROL」     2006

 『待ちに待った1年4ヶ月振りになる元気が出るピアノ、上原ひろみの最新作が完成!
今作は「時間」をテーマにギターを加えたジャズ・ロック作品。』

 「放置されてたサンプル盤たち」の1枚でした。

 ボートラを含め全10曲、うち7曲がタイトルに「Time」という単語を含んでます。
あとの3曲にも「Night」や「Clock」「Past」など時間列を示唆するコトバが。

 上原ひろみと言えば、チック・コリアとのアコースティック・デュオのイメージが
強かったのですが、本作はギターにディヴィッド・フュジンスキーを加えた
エレクトリック・バンドで、かなりロック色の強いサウンドです。
これはかなり賛否両論があったんじゃないでしょうかねぇ。
プログレのようなフュージョンのような...。
時間に支配されがちな日常を、変拍子やリズム感・テンポといったものを重視して
表現するとこうなるのかな?

 時間にルーズなヒト、時間をきっちり守るヒト、時間をマネージメントできるヒト、
時間を無駄に過ごすヒト...。いずれにせよ時間を意識しない生活はあり得ないのです。
ワタシとしてはやりたいことが一杯あって、もっと時間があればなぁ...
と思うこともありますが、片方では、生活する為のサラリーも得なきゃならない、
それらの狭間の中で、いかに有効に自分の時間として消費できるか、ということを
考えますが、しょせん、トイレで本を読むとか、長い信号待ちで本を読む、
あるいは休憩時間に本を読んだり音楽を聴いたり...と、この程度の発想しかなく、
ここ数年はTVを観ずに録画して、暇な時にまとめて観るとか、いろんな工夫をしてるつもり。
そのために手洗いしてた洗車を給油ついでに洗車機で、とか、聴けずにたまったCDを
車中で、とか、あの手この手でやりくりしてるつもりが、所詮自己満足。
時間に余裕はなくとも気持ちに余裕を持ちたい、と思う今日この頃であります。

 さて、このディヴィッド・フュージンスキーというヒト、なんでもフレットレス・ギターを
弾いてるとかで、たしかに「Time & Space」あたりを聴くと、どこかクニャクニャした
フレーズ、たしかに面白い!?

 全体的に甘さ控え目なところが救いか?