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V.A. 「SUBSTITUTE : THE SONGS OF THE WHO」      1995-2000

 ザ・フーへのトリビュート盤です。
ピート・タウンゼンド公認で、ジャケにもピートの写真があしらわれています。

 収録曲は

 CAST / THE SEEKER
 OCEAN COLOUR SCENE / ANYWAY ANYHOW ANYWHERE
 PAUL WELLER / CIRCLES
 DAVID BOWIE / PICTURES OF LILY
 PEARL JAM / THE KIDS ARE ALRIGHT
 FASTBALL / THE REAL ME
 UNAMERICAN / NAKED EYE
 STEREOPHONICS / WHO ARE YOU
 PHISH / 5.15
 SHERYL CROW / BEHIND BLUE EYES
 THE WHO featuring KELLY JONES / SUBSTITUTE

 ん~、ザ・フーと同時代に活躍したミュージシャンはディヴィッド・ボウイしかいませんねぇ。
だいたい、アルバム・タイトルの「SUBSTITUTE」、「代用品」とか「替え玉」といった意味ですが、
どれも本物には遠く、飽くまでも「間に合わせの代用品」といったところでしょうか。
もちろん個々の演奏は素晴らしいのですが、ザ・フーの前座を務めたようなバンドばかりで、
目の当たりにザ・フーを観ていた人たちなので、心意気だけは伝わってるような...。

 ブラス入りのハイ・テンションなFASTBALLの「The Real Me」、
オアシスのノエル・ギャラガーがさりげなく加わったSTEREOPHONICSの「Who Are You」、
ジャム・バンドの代表格PHISHの「5.15」、ライヴ・ヴァージョンでさすがインスト・パートは完璧!
彼らはホーン・セクションも加え「四重人格」の完全版もやったとか。

 ラストは本家ザ・フーにステレオフォニックのケリー・ジョーンズが加わった「Substitute」、
タウンゼンド、ダルトリー、エントウィスルも存命中で、ドラムスがザク・スターキー、
キーボードにジョン・バンドリックという面子。2000年のロイアル・アルバート・ホール
でのライヴですが、皮肉にも「Substitute(代役)」にはなれきってないようです。