『ディランズ・マスターピース。時代を超える21世紀への贈り物
映画「ビリー・ザ・キッド」のオリジナル・サウンドトラックとして発表された14作目。
'73年作品。日本初CD化。』
ボブ・ディラン自身もチョイ役で出演した映画「ビリー・ザ・キッド」のサントラ。
サントラということもあって、これをオリジナル・アルバムに含めるか否かは
賛否両論あるようですが、全曲ディラン作ということで、悪しからず...。
ただし、全10曲のうち唄モノは4曲のみ。
唄モノではやはり「天国への扉」でしょう。死を目前にした老保安官の心境を唄ったもので、
映画を観るまでは「バッジ」が何なのかわからなかったけど、映画を観て納得。
ディラン自身もこの曲をフィーチャーしたシーンはかなりお気に入りらしい。
インストものではフィドル、バンジョーをフィーチャーしたブルーグラスっぽい
「七面鳥狩り」が映画を離れ単なる音としても面白いところでしょうか。
またラストの「ビリー 7」も、どこかジョニー・キャッシュを想わせるようなところがあり
ちょっとニヤッとさせられます。
先の「天国への扉」はいろんなヒトがカヴァーしてるけど、やっぱディランだよね。
さて、次回の「70’s」は矢野顕子さんの「ジャパニーズ・ガール」を予定しています。