『名バイブ奏者ゲイリー・バートンとB.B.キング、J.スコフィールドといった
6人のトップ・ギタリストとの心温まる92年最新録音盤。
プロデュースにパット・メセニーも参加。』
B.B.キング、ジョンスコ、ジム・ホール、ラルフ・タウナー、ケヴィン・ユーバンクス、
カート・ローゼンウィンケルといった、まったくスタイルの違うギタリストたちと共演した
アルバムで、うち2曲ではB.B.とジョンスコのツィン・ギターです。
ヴァイブとギター・・・合わないようで合うかも。
ゲイリー・バートンの場合はなぜかしっくりと収まるんですねぇ、これが。
他に思いつく何人かのヴァイブ奏者は合わないだろうなぁ。(笑)
ゲイリーの初共演ギタリストはなんとカントリーのハンク・ガーランドというギタリスト
だそうです。(未聴でございます・笑)以降、ジム・ホールやラリー・コリエルをはじめ
数多くのギタリストと共演してました。
本作でギタリスト本人のオリジナルをプレイすることを許されたのはラルフ・タウナー(2曲)
とジム・ホール(1曲)の二人だけです。そのラルフ・タウナー、ブラジリアンぽい「Redial」、
ここでのバートンのソロも走ってるし、タウナーのソロでのバッキングも絶妙!
やっぱりこの二人は昔から相性満点ですね。一方、ブルージーな「Guitarre Picante」では
肩の力が抜けたリラックスした曲で、タウナーのアコギのバッキングもオシャレ~って感じ。
あっと驚くB.B.の参加、ブルージーなナンバーをチョイスして違和感のないように
工夫しています。B.B.は2曲のブルーズ・ナンバーに参加してますが、この2曲に
なぜかジョンスコも一緒なんですよね。これこそ違和感があるような気がするのですが...。
ジョンスコのブルーズ・フィーリングもたしかに魅力なんですが、
両者とも単独で参加させたほうが、よりテイストが明確になったような気がします。