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PAUL GILBERT 「TRIBUTE TO JIMI HENDRIX」     1991

 ギターとドラムスは91年の「第23回フランクフルト・ジャズ・フェスティヴァル」での
録音ですが、ベースのみスタジオで録音されたと言うワケのわからないライヴ・アルバムです。

 ポール・ギルバート本人のインタヴューによると、出演予定のアルバート・コリンズの
不参加により観客としてその場にいたポールがプロモーターの要請で急遽ステージに立つことになり、
わずか1時間のリハで本番に。
とりあえず、普段遊びでやってるジミヘンのナンバーをやることに...。
でもポールの慣れないヴォーカルじゃ間が持たないのでインスト長めにしたということらしいです。
ただ短時間のリハではベースがついて来れなかったため、後でベースのパートを差し替えたらしい。

 収録曲は

 Red House
 Hey Joe
 Highway Chile
 Midnight
 Purple Haze

 MR.BIGでは聴けないほとばしるようなギター、そしてあまり上手ではないヴォーカル(笑)
バカテクのデパート? さすがに唄い慣れてないせいか、ヴォーカル・パートはジミをなぞるよう。
しかし、ギター・パートはジミもあえてここまでは弾き倒さなかっただろう、と言わんばかりに
持ってるすべてをさらけ出したポール・ギルバートでありました。
特に、得意ではないヴォーカルに神経を使わずにすむインストの「Midnight」は
「技の総合商社」的なテクニックのオンパレードで、ジミヘン・ナンバーということを
意識せずに楽しめる演奏です。