前作「NEGATIVE」とはうって変わって、ヴァラエティ豊かなアルバムです。
映画主題歌あり、CMソングあり、ニュース番組のテーマ曲あり。
ジャケットもプリント・シャツを着たピンク色のデザイン、華やか・・・。
「エミリー」や「少年時代」が好きで、今でもカラオケでは必ずと言っていいほど
「少年時代」を唄います。反面、唄い方はあまり好きではありませんが、詩の内容に興味を
そそられた「最後のニュース」、昔「傘がない」でパーソナルな事柄を歌にした陽水、
今度は地球的な規模で問題を投げかけています。
詩の内容は
「青い砂や石をどこへ運び去ったの」
「みんな泣いたあとで誰を忘れ去ったの」
「のどかだった空はあれが最後だったの」
「海の先の先へこぼれ落ちてしまうの」
「滅びゆくかどうか誰がしらべるの」
「私達は何をしてあげられるの」
「痩せた体合わせどんな恋をしているの」
「森の花の園にどんな風を送ってるの」
「ケモノ達の中で誰に手紙を書いてるの」
「目覚めかけた女達は何を夢見るの」
「声のしない歌を誰が聞いてくれるの」
「入り乱れていつか混ざりあえるの」
と、さんざん問い掛けた挙句、最後は
「今 あなたにGood Night」
「ただ あなたにGood Bye」
この曲を「筑紫哲也ニュース23」のテーマに選んだのは筑紫さんご本人なのでしょうか?
ちょっと気になるところです。