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井上陽水 「ハンサムボーイ」     1990

 前作「NEGATIVE」とはうって変わって、ヴァラエティ豊かなアルバムです。
映画主題歌あり、CMソングあり、ニュース番組のテーマ曲あり。
ジャケットもプリント・シャツを着たピンク色のデザイン、華やか・・・。

 「エミリー」や「少年時代」が好きで、今でもカラオケでは必ずと言っていいほど
「少年時代」を唄います。反面、唄い方はあまり好きではありませんが、詩の内容に興味を
そそられた「最後のニュース」、昔「傘がない」でパーソナルな事柄を歌にした陽水、
今度は地球的な規模で問題を投げかけています。

 詩の内容は
 
 「青い砂や石をどこへ運び去ったの」
 「みんな泣いたあとで誰を忘れ去ったの」
 「のどかだった空はあれが最後だったの」
 「海の先の先へこぼれ落ちてしまうの」
 「滅びゆくかどうか誰がしらべるの」
 「私達は何をしてあげられるの」
 「痩せた体合わせどんな恋をしているの」
 「森の花の園にどんな風を送ってるの」
 「ケモノ達の中で誰に手紙を書いてるの」
 「目覚めかけた女達は何を夢見るの」
 「声のしない歌を誰が聞いてくれるの」
 「入り乱れていつか混ざりあえるの」

と、さんざん問い掛けた挙句、最後は

 「今 あなたにGood Night」
 「ただ あなたにGood Bye」

 この曲を「筑紫哲也ニュース23」のテーマに選んだのは筑紫さんご本人なのでしょうか?
ちょっと気になるところです。