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DIXIE CHICKS 「WIDE OPEN SPACES」     1998

 インディーズ系で何枚かアルバムは出してたようですが、メジャー・デビュー後の
ファースト・アルバムです。98年のグラミー「ベスト・カントリー・アルバム」を受賞してます。

 テキサス出身ということもあり、カントリー・テイストにちょっぴりブルージーなポップ感覚を
取り入れたサウンドで、そのハーモニーのみならず、演奏能力もしたたかなモノを持ってます。
もちろんルックスも魅力的なガールズ・トリオですね。

 DIXIE CHICKS というグループ名は、あのリトル・フィートの「DIXIE CHICKEN」から
頂いたという説もあるくらいで、そういえば、本作でマリア・マッキーの曲をカヴァーしていますが、
このマリア・マッキー、ヴァン・ダイク・パークスやスティーヴィー・レイ・ヴォーンらと
フィートの「Sailin' Shoes」をジャムってる映像を観たことがあります。

 また、J.D.サウザーの「Am I The Only One」や
ボニー・レイットの懐かしの「Give It Up Or Let Me Go」などもカヴァーしており、
ボニーのカヴァーではプロデュースを担当しているポール・ウォーレイが軽快なギターを
プレイしています。

 後にブッシュ批判などによるバッシングを受ける彼女たちですが、このデビュー作は
文句なく楽しめるアルバムです。