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1910 FRUITGUM CO. 「SIMON SAYS」     1968-1969

『誰もが口ずさめるバブルガム・サウンド。
1910フルーツガム・カンパニーのドリーミーな世界!』

 中学生の頃、ラジオから流れていた曲で、メッチャ好きだったのが、
1910FGCの「トレイン」と、スティームの「ナナ・ヘイヘイ・キス・ヒム・グッバイ」
でした。イントロのオルガンが少年の心に高揚感をもたらす「トレイン」や
「サイモン・セッズ」「インディアン・ギヴァー」「愛の設計」などのヒット曲もさることながら、
「バブルガム・ミュージック」はハッピーで脳天気な曲ばっかりじゃないぞ!と言わんばかりに、
ブラス・ロックさながらの「Begger's Epitath」、ハーモニカ(ヘタクソですが)入りの
ブルーズ・ロック「Seulb」など、あれれ!?本気でロックやってんの?的なサウンドもあり。

 ワタシはずっと永い間、このアルバムをベスト盤だと思ってましたが、
実は69年にリリースされた5作目のアルバム「HARD RIDE」にボートラとして
「Simon Says」「Indian Giver」「May I Take A Giant Step」「Special Delivery」
「When We Get Married(愛の設計)」の5曲のヒット曲を加え、
アルバム・タイトルを「SIMON SAYS」に変更したモノのようです。
だから、バブルガムとロック・サウンドが混在してるというか、ちょうどポップ・グループから
ロック・バンドへスタンスを移行しつつあった時期なんです。

 それにしても、「Simon Says」はビルボード4位、「Indian Giver」は同5位、
日本であれだけヒットした「The Train」は、なんと57位でしかなかったんですね。