『歴史的大ロングセラーアルバム「9.5カラット」以来、3年ぶりのオリジナル・アルバム。
先行発売されたシングル「WHY」、アルバムタイトル曲「Negative」、
そして「全部GO」、「We Are 魚」他全10曲、陽水独自の世界がひろがっています。』
ちょうどこの時期は「ジェラシー」のヒットから「ワインレッドの心」や「恋の予感」といった
安全地帯との蜜月の狭間で、本アルバムとしてもそれほどインパクトは無かったものの、
なかなか捨てがたい魅力を持ってます。
何と言っても、このジャケット、衣装こそ違えども、これはまさにネィティヴ・アメリカンの
大酋長"ジェロニモ"を暗示していますよ。(笑)
「Moon」には「お別れよインディアン」とか「サヨナラよインディアン」って歌詞も出てきますし。
(上の写真が「NEGATIVE」のジャケ、下の写真が大酋長ジェロニモ)
「Negative」のパーカッションの効いたバッキングにストリングスが被さるところや
星勝さんアレンジの「WHY」、メロディも美しいし、詩も切なげで哀しげでたまりませんなぁ。
一生に一度でいいから、こんな言葉を女性からかけてもらいたいものだ...。(笑)
このアルバム、全編、女性の切ない気持ちを唄ったものですね。