バレルのギター・トリオにスタンリー・タレンタイン(ts)とレイ・バレット(conga)が
加わった編成で、タイトルやジャケットのロゴの配色など、どれをとってもオシャレな
アルバムです。
A-2のブルーズ「Mule」や無伴奏ソロのA-3「Soul Lament」などは、
しっとり聴かせる曲でまさにアルバム・タイトル「MIDNIGHT BLUE」にうってつけのナンバーですね。
タイトル曲のA-4「Midnight Blue」を聴くと、はたしてコンガは必要だったのか?
と、長年思ってましたが、エンディングあたりで3連で叩くところなどは「コンガ効いてるな」
って感じで、今では耳障りに感じません。(笑)
一番の出来はやっぱりB-2「Gee Baby Ain't I Good To You」でしょう。
コンガ抜きのトリオ・プレイです。このヒト、特別難しいことをやってるわけじゃないのに、
ブルーなムードを演出するのはピカイチ!
これでA-1「Chittlins Con Carne」やB-3「Saturday Night Blues」あたりで、
タレンタインのテナーとの絡みがあればもっと良かったのに...と思うのは贅沢でしょうか。
A-1「Chittlins Con Carne」はロック・ギタリストのスティーヴィー・レイ・ヴォーンも
そっくりカヴァーしてましたが、バレルはコンガが入ってる分、スィンギー&ブルージーですね。