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GEOFF MULDAUR 「MOTION」     1976

 これもついに2,3年前にCD化されちゃいましたね。

 同時代の「IS HAVING A WONDERFUL TIME」と比べちゃうと、ジャケットのダサさなど
どうしてもインパクト小の作品ですが、なかなかのR&Bアルバム(?)です。

 タイトル・チューンの「Motion」はもちろんアラン・トゥーサンの曲で、他にも
「What Do You Want The Girl To Do?」や名曲「Southern Nights」など、
トゥーサンの曲を3曲も取り上げています。

 ジェフ・マルダーって人は、声が細かくヴィブラートするところがあって、
唄はものすごく上手いんだけど、そのヴィブラートが耳についちゃう時もあったのですが、
このR&Bスタイルの曲には違和感がないというか、それほど気にもならないね。

 ボニー・レイットとデュエットしてるA-2「Since I've Been With You Babe」が
またいいんだなぁ。ボニーもまだ初々しくって。
ボニーといえば、トゥーサンのA-4「Motion」でも一緒に唄ってます。
こちらはヴォーカル・パートはなく、ハーモニーのみです。

 R&Bアレンジの曲が並ぶ中で、スローなバラード、お馴染みダニー・ウィッテンの
「I Don't Want To Talk About It(もう話したくない)」、
いろんな人がカヴァーしていますが、いい曲です、ホント。
ただこのようなスロー・テンポの曲だと、どうしてもあのヴィブラートが
気になっちゃいます。(笑)たしかにいつもより控え目なんだけどね。

 それにしても、このジャケは何度見ても、いただけないなぁ。(笑)

さて、次回の「70’s」はポコの「小春日和」を予定してます。