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FAIRPORT CONVENTION 「LIVE ACROSS THE CENTURIES」     1972-2002

 1972年~2002年の30年間のライヴ音源から編集されたアルバムで、
当時はすべて未発表音源でしたが、今はもう未発表でなくなりました。(笑)
ワタシ的にはサンディ・デニーのヴォーカルが聴ける音源と、
クロップレディの同窓会フェスでのリチャード・トンプスンがゲスト参加した音源に
多いに食指が動きますね。(笑)

 72年~75年のライヴ音源も10曲含まれていますが、
この時期はサンディ・デニーの存在がかなり微妙な時期で、
ゲストとしてライヴに参加していた時期と、完全にバンドに復帰した時期とがあり、
フォザリンゲイの「The Ballad Of Ned Kelly」と
ソロ時代の「It'll Take A Long Time」「Down In The Flood」
復帰後の「Rising For The Moon」「Restless」
第2期フェアポートの「Who Knows Where The Time Goes」
の6曲でサンディのヴォーカルが聴けます。

 さて、2002年のクロップレディ音源ですが、毎年、多彩なゲストや
フェアポート同窓生が集まるこのコンサート、「Jack O'Diamonds」では
リチャード・トンプスンのヴォーカルとギターが聴けます。
またコーラスにはアシュリー・ハッチングス、ジュディ・ダイブル、
イアン・マシューズなどの同窓生が名を連ねます。
そしてアンコールの「Meet On The Ledge」には前述の同窓生の他、
ヴィッキー・クレイトン、マーク・エリントン、クリス・レスリーなどの
フェアポート周辺の参加者全員がステージに上がり、順番に唄い回し、
大合唱でコンサートの幕を閉じます。

 フェアポートといえば、いろんなメンバーの出入りがあり、ファミリー・ツリーは
非常に複雑ですが、毎年クロップレディの同窓会にみんなが集まる、
たいへん和やかなムードのステージで、こんなバンドは他を探しても見当たらないでしょう。