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FREDDIE HUBBARD 「HERE TO STAY」      1962

 1962年の年末にレコーディングされ、しばらくお蔵入りになってたとか...。
なんでこんなに素晴らしいアルバムが当時お蔵入りになってたか?
と思うくらいの出来です。

 A-2「Father And Son」のフレディのテーマにからむウェイン・ショーターのテナー、
そして、妙なリズムを刻むフィリー・ジョーンズのドラムス...。
この導入部は昔の日本映画にでも使えそうなメロディですね。
ソロに入ると、フィリーの妙なリズムが普通の4ビートになるからちょっと安心します。(笑)
 
 続くA-3「Body And Soul」、ショーターのイントロに続いてハバードのテーマ、
そして、シダー・ウォルトンのピアノ・ソロ。あれれ!? 結局イントロを除いて
ハバードのワン・ホーン!? ま、彼のアルバムだからいいか...。(笑)

 A-2同様カル・マッセイ作のB-3「Assunta」、ここでも同様、妙な雰囲気が...。
レジー・ワークマンのベースにフィリーのドラムスが絡み、さらにシダーのピアノが...。
ハバードの3拍子のテーマに絡むショーター、そのショーター、ハバードとソロをとり、
ここまではそんなに「3拍子」を意識することもないんでしょうが、シダーのピアノが
けっこう「3拍子」を強調するような形になりまして、メリハリができていいんじゃないの?
てな感じですかね。最後のハバードのソロも凄いですね。エンディングのレジーのベースで
フェイド・アウトするところも、なんか妙な...。