『伝説が蘇る。あの男たちが再び集結する時、世界が変わる。
2006年に行われたCSNY再結成コンサート「FREEDOM OF SPEECH」ツアーの
ドキュメント映画「DEJA VU」のサウンドトラックであり、CSNYとして約10年ぶりの新作!』
1曲目でビックリ!!なんとクロスビーのソロ・デビュー・アルバムの
「What Are Their Names?」をアカペラで唄ってるんですから。
(でも妙なアレンジです。オリジナルはジョニ・ミッチェルやグレース・スリックらが
コーラスを付けた素敵なヴァージョンだったのですが...)
CSNY再結成といっても大半がニールのアルバム「LIVING WITH WAR」の曲で、
反イラク戦争(反ブッシュ)などの反戦テーマを全面的に打ち出したツアーのようです。
往年のレパートリーもプレイしていますが、そこにはあの緻密なハーモニーは影をひそめ、
とくにスティルスに至っては、声はガラガラ、ギターはミストーンが多く、
4人のハーモニー・ワークもかなり荒く、音楽の記録としては、ちょっと物足りないですね。
反戦をテーマとした映像のバックの記録として映像と共に楽しむ音源でしょう。
ニールの主張に賛同した元メンバーが集まった、あくまでもニール主体のコンサートなので、
CSNYという、過去の栄光の残像を期待するとガッカリするでしょう。