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THE DOOBIE BROTHERS 「CYCLES」     1989

 『オリジナル・メンバーで、あのドゥービーズが、トム・ジョンストンが帰ってきた。
この夏、アメリカが熱く燃える。』

 ドゥービーズのオリジナル・アルバムとしては、1980年の「ONE STEP CLOSER」以来、
9年ぶり(1983年に「FAREWELL TOUR」としてライヴ盤がリリースされてますが)
ということになるでしょうか。

 いきなり一曲目の「The Doctor」で、「あのドゥービーズが帰って来た!!」と実感できます。
またアイズレー・ブラザーズの「Need A Little Taste Of Love」のカヴァーもソウルっぽい
香りを残しながら、意外にもドゥービーズらしいリズムとカッティングで見事に
彼らの音にしてしまってますね。

 トム・ジョンストンの久々の歌声で、「トムズ・ドゥービーズ」を堪能することができますが、
もう一人のドゥービー、パット・シモンズの名曲「Take Me To The Highway」、
バックにトムのコーラスも聴こえるドゥービーズ・ヴァージョンもいいですが、
96年のパットのソロ・アルバム「TAKE ME TO THE HIGHWAY」に含まれる同曲は
テンポも少し落とし、ドブロのサウンドや力強いヴォーカルが聴け、
そちらのソロ・ヴァージョンのほうもなかなか捨てがたいですよ。
蛇足ながらそのソロ・アルバムでは、日本のJ-WALKの「何も言えなくて...夏」
をカヴァーしています。