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UB40 「UB40」     1988

 『単身でブリティッシュ・レゲエのジャンルを築き上げたUB40、11枚目の自信作。
多才極まり無い連中が演奏するクールなサウンドは、ポジティヴな説得力と威風堂々としたパワー十分。』

 UB40の「UB40」というアルバム、セルフ・タイトルなので、
知らないヒトが見たら、「デビュー・アルバムかしら?」と思っちゃうかも知れませんね。
実は彼らの11作目のアルバムです。

 ブリティッシュ・レゲエを代表するバンド、ジャマイカン・レゲエにポップな味付けをし、
カラカラでもなく、ちょっぴりウェットな部分も持ち合わせた洗練されたサウンドだと思います。

 過去にも彼らのレコードやステージで共演しているクリッシー・ハインド(プリテンダーズ)
が唄う「Breakfast In Bed」、ブラスも入ってご機嫌なサウンドです。

 ブリティッシュ・レゲエといえば、70年代に活躍したSTEEL PULSEなども
いましたが、彼らのような社会的メッセージを前面に打ち出してるわけでもなく、
サウンド的にも乾燥度の高くない音なので、英米のポップ・ファンにも大きく浸透したのでしょう。

 ちなみに「UB40」とは、英国の失業給付金制度の名称だそうです。