ヨーロッパ・ツァーの模様を3LPにて発売されました。
CD化に際して2CD仕様となってます。
オーディエンスの歓声がほとんど入っていないライヴ盤で、音も極力無駄を廃し、
かなりエコなサウンドです。このゆるゆる感に思わず気持ち良くなってしまいます。
ハンク・ウィリアムズのカントリー・チューン「You Win Again」や
エルモア・ジェイムズのブルーズ・ナンバー「Hurts Me Too」でさえ、
こんなに「ゆるゆる」になっちゃうんですから。
また「Sugar Magnolia」でのゆるゆるな浮遊感、たまりませんねぇ。
なんせ、「シュガー・マグノリア、花は咲き乱れ、頭は空っぽ、でも気にしねぇ...」
ですからね。(笑)
ま、ゆるゆる感といえば、ラストの「Morning Dew」でキマリでしょうな。
ピッグ・ペンにとってはラスト・ツァーになってしまいました。
翌73年3月に他界。初期のデッドに黒っぽいサウンドを注入した功績は偉大です。
そう言えば、レコードでは1-A~3-Bまで6回もターンテーブルに載せ替えを
しなきゃいけなかったのですが、2CDだと、チェンジャーで一発ですから
便利ですねぇ。
暑い夏、この2CDを聴きながら昼寝をするのがいいと思います。
(というか、まだ試したことがないので、今度やってみます。笑)