『ラリー・カールトンのギターが前面に押し出され、
メロディアスな美しさが絶妙なクルセイダーズ6枚目の逸品!!』
前作の「SOUTHERN COMFORT」から正式メンバーになったラリー・カールトン、
本作ではラリーのギターがかなり前面に出ており、それに合わせてリズム隊も
よりファンキーさを打ち出しているような気がします。
今まではホーンがメロディ・ラインを構成していましたが、
ここではホーンと対等にギターもメロディ・ラインを担っています。
A-4「Mellow Out」などはどこかあの「Put It Where You Want It」を
想わせるようなノリの良い、それでいてポップな曲なのですが、
やはりラリーのギターがシンプルで憶えやすいメロディ・ラインを弾いています。
当時はまだ「東のスタッフ」「西のクルセイダーズ」という意識は
自分の中にはなかったのですが、どちらも腕達者なつわものたちが、
難しいことをせずにシンプルに徹したことによって大成功を収めた
ファンキー・ミュージックでした。