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VINCE GILL 「THESE DAYS」     2006

 DISC-2 「THE REASON WHY」

 ギブソンのフルアコ、ベッドサイドのテーブルにはワイン・ボトル、
そして赤いハイヒールがアクセントのジャケットです。

 DISC-2の内容はポップな感じの曲やバラードが中心で、
リーアン・ライムズ、アリスン・クラウス、ボニー・レイット、シェリル・クロゥ、
ダイアナ・クラール、トリーシャ・イアウッド、エイミー・グラントなど、
本4CDの中ではゲスト陣が一番充実しているはずなのに、どれもあまり
存在感がないんですよね。元々ヴィンスのような高いキーのヴォーカルには
たしかに女性シンガーとの相性が良いはずなんでしょうが、
これまたピタッと決まりすぎて、逆にデュエッターの存在感が
薄まってしまうのかな? それとも故意にゲストを目立たなくしたのか?
と思わず勘ぐっちゃいますよ。(笑)

 そんな中、ダイアナ・クラールとのジャジーな「Faint Of Heart」のような
曲ができるのも、4CDというキャパの中で、普段は唄わないけども
唄ってみたかった曲をそれぞれのコンセプトに基づいて4枚のCDに
分散できたからでしょう。

 このDISC-2のようにしっとり唄いあげるナンバーはヴィンスのお得意の
ものですが、ボニー・レイットやシェリル・クロゥなどは
DISC-1のロック・サイドで起用すれば面白かったのに...
なんて誰もが思っちゃうでしょうね。

 はっきり言って、このDISC-2、ダイアナ・クラール以外は
ゲスト陣の存在感なし。多分ヴィンス自身の意図したところなのでしょう。