イメージ 1

BEN HARPER 「THE WILL TO LIVE」     1997

 『クラブ・フォーク・シーンのギター・ヒーロー渾身の3rdアルバム遂に完成。
ワイゼンボーンのうなりに込められた熱き「生きる意志」』

 初めて聴いた時の印象は、3作目にして、イフェクター類を多用しているせいか、
ハード&エレクトリック指向?と感じましたが、より強くなってきた彼のメッセージ色を
生々しく表現するにはこれくらいのサウンドが必要なのでしょう。

ストリング・カルテットをバックに、友達との熱い友情を唄った「Roses From My Friends」、
いつもの囁くような優しい唄い方ではなく、力強い歌声が聴けます。

 本作ではワイゼンボーンよりもスライド・ギターを歪ませた「Faded」や
タイトル曲「The Will To Live」、またワウ・ギターやサックスをフィーチャーし、
ファンキーかつジャジーにまとめあげた「Mama's Trippin'」、
そしてギターとフィドルだけでしみじみと唄う「I Shall Not Walk Alone」、
これがまた泣けますよ。

 とにかく新しい手法も取り入れながら、よりメッセージ性を濃くした作品です。