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BEN HARPER 「WELCOME TO THE CRUEL WORLD」     1994

 『ギターがギターの音で鳴いている。
飾りを一切排した本物のアコースティック・ギターと力強いヴォーカルで、
「黒いライ・クーダー」の異名を取るベン・ハーパーのデビュー・アルバム。』

 当時、「黒いライ・クーダー」というふれこみにかなりそそられました。
タジ・マハールのところにいたので、それなりにブルーズは消化してるのですが、
フォーキーな側面や、もちろんライ的な音も感じられます。

 自身のダビングでアコギとワイゼンボーンをプレイし、
この「しみじみ感」と、唄の「翳り」の相乗効果はかなり大きく、
聴き手の心をつかむはずです。(おまけに歌詞の暗さもすごい!)

 6曲目の「Mama's Got A Girlfriend Now」はアコーディオンも入り
ちょっとライ・クーダーぽいですが、テックス・メックス風のライに対し、
ザディコのようにも聴こえるユーモラスな歌です。