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V.A. 「THE WORLD OF THE ZOMBIES」     1994

 上の写真がこのトリビュート・アルバム、下が本家ゾンビーズの
1stアルバム「BEGIN HERE」です。いわゆるパクリ・ジャケで、
全員が眼鏡をかけています。

 ゾンビーズといえばアルバム「BEGIN HERE」と「ODDESAY & ORUCLE」の
2枚を残し幕を閉じてしまいます。その後、カヴァー・ヒットがあったとか、
再結成したとかいうこともなく、このようなトリビュート・アルバムが
出ること自体が奇跡でしょう。この英国バンドの音楽をアメリカの
インディーズ・バンドがカヴァーしているのですから。
ま、元々ゾンビーズは英国よりも米国でウケたバンドですから。

 ここに登場するバンドはワタシのまったく知らないバンドばかりです。
ゾンビーズといえば、デビュー・ヒットの「She's Not There」、この曲を
STEAM KINGというバンドがカヴァーしています。そして全世界で大ヒットした
「二人のシーズン」はここでは取り上げられていませんでした。

 アルバムは「Changes」(ZUNPANO)のピアノのイントロで幕を開けます。
この曲の持つ独特のリズム感とコーラス・ワークが印象的です。
同じくピアノの伴奏の唄い出しの「Brief Candles」(POSIES)、
エコーたっぷりの「Hung Up On A Dream」(FASTBACKS)、
そしてハギレの良い「This Will Be Our Year」(MODEL ROCKETS)など、
シアトル周辺のイキの良いバンドのカヴァーが並ぶ中で、
オリジナルのメロディの素晴らしさを再認識した次第です。


「THE WORLD OF THE ZOMBIES」

 Changes / Zumpano
 She Does Everything For Me / Flop
 Leave Me Be / Posies
 Whenever You're Ready / Young Fresh Fellows
 If It Don't Work Out / Sneetches
 Hung Up On A Dream / Fastbacks
 This Will Be Our Year / Model Rockets
 Brief Candles / Posies
 Just Out Of Reach / Fastbacks
 Girl Help Me / Flop
 Indication / Young Fresh Fellows
 Care Of Cell 44 / Sneetches
 She's Not There / Steam Kings